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咳

「せき」は体内から異物や病原体を出すための反射です(日本呼吸器学会HPより)。

空気だけを換気する目的で存在する肺には、ホコリ、花粉、動物の毛やフケ、ダニの死骸、細菌やウイルスなどの病原体が侵入した場合、痰を出し、咳で体外へ排出するシステムが存在します。これが「せき」です。

咳1回で約2Kcal消費するといわれており、咳が長く続くと体力的に大変つらいものです。
できればすぐにでも止めたい咳ですが、重要なのは原因が何か?ということです。

代表的な咳は感冒によるものです。数日で改善し、多くは1週間程度で改善します。学会では、3週間未満を急性咳嗽、3週間以上8週間未満を遷延性咳嗽、8週間以上の慢性咳嗽に分類します。3週間以上続く咳の患者さんには、画像検査や血液検査、生理検査(呼吸機能やFeNO)を検討します。8週間以上継続する咳の場合は、精密検査が必要になり、基幹病院へ紹介されることもあります。

咳の原因は、感染だけではなく、アレルギーが関与することもあります。代表的な病気は気管支喘息です。従来言われていたゼイゼイする気管支喘息以外にも、咳の症状が主体となる咳喘息の患者さんが増えています。当クリニックでは、呼気で簡便に検査できる呼気中一酸化窒素検査(FeNO)を実施し、喘息の診断に役立てています。

その他、結核、間質性肺炎、肺癌、サルコイドーシスなど、まれな病気が隠れている場合もあり、数回の受診で診断がつかない場合は、胸部CT等を検討する場合もあります。

咳でお困りの方は、気軽にご相談ください。

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